■避難地区3765人の甲状腺検査に関する報道
2012年1月25日、
福島第一原発事故の
避難地区3765人の18歳以下の子どもの
甲状腺に関する検査結果が新聞各社によって報道された。
ここで、新聞各社で発表された
人数に違いがあることが分かったのである。
福島県立医科大学で実施した甲状腺検査の結果について「
26人」と「
1117人」である。これはいったいなぜなのだろうか?
同サイトでは、26人の発表をそのまま伝えたのであるが、その後の調べで、各社の人数の違いを発見した。
(参考:
避難地区3765人の子どもの甲状腺に「しこり」発見!-福島県立医大副学長「原発事故による悪性変化はない」)
■各新聞の報道内容
まず
1117人にしこりが発見されたことを報道しているのは、以下の各紙である。
・福島民報
・サイエンスポータル
・ヨミドクター(読売新聞)そして、
1117人には一切触れず、「
26人」と報道したのは以下の各紙である。
・朝日新聞
・毎日新聞
・産経新聞
・東京新聞尚、「日本経済新聞」は当該記事は有料記事であり、内容までは確認できなかった。ただし見出しには「26人」と書かれている。
1117人に関しては、「
5.0mm以下のしこりか、20.0mm以下ののう胞」が見つかったとされる人たちである。
この点について、サイエンスポータルでは、
通常の検査でも見つかる範囲内の異常であると書かれている。このため、この人たちは2次検査を行っていない。
「26人」とは二次検査の必要があると判断された人たちである。この人たちからは「
5.1㎜以上のしこりか、20.1㎜以上ののう胞」が見つかっている人たちである。
同サイトでも初報時には、この点は意識していなかった。今後の反省材料にしたい。
■甲状腺がんの発見率の差
「甲状腺ガンの早期発見と診断治療法」というサイトでは、日本人の場合、しこりが「
貝型」が多く医師の経験の度合いによっては
触診では発見率に差が出ると書かれている。
甲状腺ガンのしこりには平べったい貝型タイブと球型タイブの2タイブがあります。そのうち日本人に多く見られるのは貝型タイプなのですが、これは平たいので発見するのが球型より困難です。医師の触診の経験の度合いによって発見率に差が出てくるので、触診で判断するのは危険なのです。
今後も継続的に調査をしていく他ないことは確かであろう。見逃しの内容に万全を期して欲しいものである。
【
naka773】

福島県立医科大学で実施した甲状腺検査の結果について
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/240125shiryou.pdf朝日新聞デジタル:子の甲状腺調査、「問題ない」大半 福島県が中間報告 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0125/TKY201201250524.html3800人 甲状腺異常なし…福島県民先行検査 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=53490東日本大震災:甲状腺、悪性疑いゼロ 県子ども検査、県立医大分3765人 /福島 - 毎日jp(朝日新聞)
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120126ddlk07040146000c.html2012年1月26日「福島県の子どもたちの甲状腺調査結果」 サイエンスポータル編集ニュース 科学技術 全て伝えます サイエンスポータル / SciencePortal
http://scienceportal.jp/news/daily/1201/1201261.html福島民報:福島県の新聞社:ニュース|福島のニュース
http://www.minpo.jp/子ども26人に良性のしこり 甲状腺「事故の影響なし」 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012012501002019.html/post_detail.php?pid=86628東京新聞:子ども26人に良性のしこり 甲状腺「事故の影響なし」:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012012501002019.html甲状腺ガンの早期発見と診断治療法
http://www.geocities.jp/pinpinkorori100/04kouzyousen.html